インストール/設定
PHP Manual

インストール手順

PHP 5 以降、この拡張モジュールはデフォルトで有効となりました。 無効にしない限り、そのままで使用可能です。

警告

PECL 版の拡張モジュールは使ってはいけません。 これは保守されていないからです。 たとえ共有モジュールとしてコンパイルされていたとしても、 PHP のソースに付属する SQLite 拡張モジュールを使いましょう。 ソースは php-src-dir/ext/sqlite にあり、phpize 方式でビルドすることができます。

Windows ユーザがこれらの関数を使用するには、php_sqlite.dllphp.ini で有効にしなければなりません。 この PECL 拡張モジュールの DLL は、現在存在しません。 Windows でのビルド も参照ください

Windows 版では PDO も有効にする必要があります。PHP 5.1.0 以降、 PDO に依存するようになったからです。つまり、最終的に php.ini ファイルはこのようになります。

extension=php_pdo.dll
extension=php_sqlite.dll

Linux あるいは Unix オペレーティングシステムでは、 もし PDO を共有モジュールとしてビルドしたのなら SQLite も共有モジュールとしてビルドする必要があります。 そのためには、設定オプション --with-sqlite=shared を指定します。

Windows 版の PHP 5.0.x ではこの拡張モジュールがデフォルトで有効となっており、 DLL ファイルは不要です。

SQLite 3 は、PDO SQLite でサポートされます。

注意: 権限を持たないアカウントに対する Windows 版のインストール
Windows オペレーティングシステムでは、権限のないアカウントは デフォルトで設定される TMP 環境変数を利用できません。 これにより SQLite は Windows ディレクトリにテンポラリファイルを作成しますが、 望まれるものではありません。 そのため Web サーバもしくは Web サーバが動作しているユーザーアカウントに対して TMP 環境変数を設定すべきです。 もし、Apache を使用しているなら、httpd.conf ファイル内で SetEnv ディレクティブを使用することで実現可能です。 例えば、次のような感じです。

SetEnv TMP c:/temp

もしサーバレベルでこの設定を行うことができないのであれば、 スクリプト内で設定することができます。

putenv('TMP=C:/temp');

この設定は Web サーバがファイルを生成した後で書き込んだり削除したりする 権限を持たせるディレクトリを指定する必要があります。 そうでない場合、次のようなエラーメッセージを受け取るでしょう。 malformed database schema - unable to open a temporary database file for storing temporary tables


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