(PECL svn >= 0.1.0)
svn_log — 指定したリポジトリ URL のコミットログメッセージを返す
svn_log() は、指定したリビジョン URL
repos_url
の中身の完全な履歴を返します。
start_revision
を指定した場合は、そのリビジョンの履歴を返します。
この関数は、svn log --verbose -r $start_revision $repos_url
と同等です。
長い期間使用しているリポジトリでは、出力が巨大なものになる可能性があります
(すべてのリビジョンに対して配列の項目ができあがります)。
この関数は --limit NUM
フラグをサポートしていません。
また、リビジョンの範囲指定にも対応していません
(start_revision
は整数で指定しなければなりません)。
履歴を取得したいアイテムのリポジトリ URL。
ログを取得したい最初のリビジョン番号。直近のリビジョンからのログを取得する場合は SVN_REVISION_HEAD を使用します。
ログを取得したい最後のリビジョン番号。デフォルトは、 start_revision を指定した場合はそれと同じで 指定しなかった場合は SVN_REVISION_INITIAL となります。
取得したいログの数。
SVN_OMIT_MESSAGES、
SVN_DISCOVER_CHANGED_PATHS および
SVN_STOP_ON_COPY の任意の組み合わせ。デフォルトは
SVN_DISCOVER_CHANGED_PATHS | SVN_STOP_ON_COPY
。
成功した場合は、この関数は次のような構造の配列を返します。
[0] => Array (最新のリポジトリから順に並びます) ( [rev] => リビジョン番号 [author] => コミットした人の名前 [msg] => ログメッセージ [date] => ISO 8601 形式、つまり date('c') と同じ形式の日付文字列 [paths] => Array (変更したファイルについての説明) ( [0] => Array ( [action] => 変更の種類を表す文字 [path] => 変更されたファイルの絶対パス ) [1] => ... ) ) [1] => ...
注意: 出力は、常に数値添字の二次元配列となります。 ログメッセージがなかったり、ひとつだけだったりする場合でも同じです。
action の値は、 » status の出力の最初の列の内容 のサブセットで、以下のいずれかとなります。
文字 | 説明 |
---|---|
M | アイテム/プロパティが変更されました |
A | アイテムが追加されました |
D | アイテムが削除されました |
R | アイテムが置き換えられました |
何も変更されていない場合は、空の配列を返します。
この関数は、 実験的 なものです。この関数の動作・ 名前・その他ドキュメントに書かれている事項は、予告なく、将来的な PHP のリリースにおいて変更される可能性があります。 この関数は自己責任で使用してください。
例1 svn_log() の例
<?php
print_r( svn_log('http://www.example.com/', 23) );
?>
上の例の出力は、 たとえば以下のようになります。
Array ( [0] => Array ( [rev] => 23 [author] => 'joe' [msg] => 'チーズとサラミをサンドイッチに追加した。' [date] => '2007-04-06T16:00:27-04:00' [paths] => Array ( [0] => Array ( [action] => 'M' [path] => '/sandwich.txt' ) ) ) )