(PHP 4, PHP 5)
mcrypt_create_iv — 乱数ソースから初期化ベクトル(IV)を生成する
初期化ベクトルを、ランダムなソースから作成します。
IV は、単に暗号化ルーチンに異なる初期値を与えるためだけのものです。 この IV は、たとえ要求されていたとしても秘密にしておく必要はありません。 暗号化したデータとともに IV を送信したとしても、セキュリティを損ねる ことはありません。
IV のサイズ。 パラメータ source (デフォルトはランダムな値) で IV のソースを指定します。
source には、MCRYPT_RAND (システムの乱数生成器)、 MCRYPT_DEV_RANDOM (/dev/random からデータを読む)および MCRYPT_DEV_URANDOM (/dev/urandom からデータを読む) を指定できます。 Windows でサポートされているのは MCRYPT_RAND のみです。なぜなら、Windows には(当然) /dev/random あるいは /dev/urandom が存在しないからです。
注意: MCRYPT_RAND を使用する場合、乱数生成器を初期化するために、 必ず mcrypt_create_iv() の前に srand() をコールしてください。rand() のように、自動的に 初期化されるわけではありません。
初期化ベクトル、あるいはエラー時に FALSE を返します。
例1 mcrypt_create_iv() の例
<?php
$size = mcrypt_get_iv_size(MCRYPT_CAST_256, MCRYPT_MODE_CFB);
$iv = mcrypt_create_iv($size, MCRYPT_DEV_RANDOM);
?>